東北震災被災地復興支援視察レポート その10

 

東北新幹線で約3時間
下車した宮城県古川駅の寒さは、私の住む東京と変わらない。

昨年の夏の南相馬に続き、被災地を訪れるのは今回で二度目。
駅からFKJ(フューチャーキッズジャパン)の皆とともに大型バスに乗り被災地へ向かう。
近づくに連れてバスの窓から見えるその景色は間もなく二年経とうとするあの日とどれだけ変わったのだろうか。


石巻市内は復興の兆しが少しずつ見え始めているような気がしたが衝撃を受けたのが「大川小」である。
大震災後 何度も報道で目にしたが、間近で目にした2つの小学校はあまりにも悲しすぎた。
校舎は骨組みだけで津波の恐ろしさを今も訴えている。
しかし正門は毅然と「大川小学校」の名をかかげに残っているのだ。


私には小学6年生の息子がいる。
息子のように あの日まで この校庭を走り回り、笑い、育ち、巣立っていった元気な子どもたちが脳裏に過る。
とても言葉では表現できない悲しみで体が震えるのを感じた。
息子と年の変わらない、それ以下の幼い子どもたちが二年前までは確かに、この校庭に立っていた。
誰しもがそうしてきたように、当たり前の未来を疑うこともなく笑顔を浮かべていたのだ。
それを守ってきた校舎に、私は強く心をうたれた。
子どもたちの姿やその時を間近でみてきた学校は、骨組みだけとはいえ堂々としてる。 

 

私一人の力は灯火のように小さく、どんなに手さぐりしても届かないかもしれない。
だからこそ、このFKJのメンバーとして大きな力になるようすべてを惜しみなく協力していきたい。 一人でも多くの子供の笑顔が戻ってくるように。  

 

 

有限会社ミカドピアノサービス

代表取締役 御手洗貴啓